Q ブラックリストって存在するのですか?
A ブラックリストというもの自体は存在しません。
Q よくいう「ブラックリストに載る」とはどういう意味ですか?
A ブラックリストに載るとは貸金業者が加盟している信用情報機関に、債務者の滞納情報、弁護士、司法書士の介入情報、破産情報などの「事故情報(ブラック情報)」が載ることをいいます。
Q ブラックリストに載るとどんな影響があるのですか?
A 載っている間、新たな借入やローンでの買い物、新たなクレジットカード゙の作成は難しくなります。しかし、生命保険や健康保険への加入も可能ですし、選挙権等の公民権や運転免許証等が剥奪されることもありません。これらの情報は個人信用情報機関で定められた一定の期間が経過後に削除されます。その間は現金で生活する習慣を身につけ、借金ぐせを直すいい機会になります。
Q ブラックリストは誰が見れるのですか?
A 信用情報機関に登録されている情報を調べられるのは、本人と本人から同意を得た金融機関(個人信用情報機関に加盟している必要あり)です。だれでもが勝手に見れるものではありません。金融機関がお客様の信用情報を閲覧できるのは、金融機関が個人信用情報機関に加盟しており、融資申し込み時にお客様から同意書をもらっているからです。いろいろ署名した書類に中に含まれていることが多いです。
Q ブラックリストに載っていないかどうやったら確認できますか?
A お客様本人から信用情報機関に自分の信用情報を開示請求することができます。
店舗に行く方法、郵送で請求する方法、インターネットで請求する方法があります。500円から1000円程度の手数料がかかります。詳細は下記の各信用情報機関のホームページを参考にしてください。
Q 信用情報機関はいくつかあるのですか?
A 主な信用情報機関は次のとおりです。
1つの金融機関が複数の信用情報機関に加盟していることもよくあります。
1.株式会社日本信用情報機構(JICC)
多くの消費者金融やクレジット・信販会社が加盟している信用情報機関です。
旧全国信用情報センター連合会
旧株式会社シーシービー
旧株式会社テラネット
旧株式会社日本信用情報機構(JIC)
2.株式会社 シー・アイ・シー(CIC)
多くのクレジット・信販会社、消費者金融、携帯電話会社が加盟している信用情報機関です。
3.全国銀行個人信用情報センター(全銀協/KSC)
http://www.zenginkyo.or.jp/pcic/
多くの銀行、信用金庫、農協が加盟する信用情報機関です。
Q 昔の住所でも借り入れがあったのでその時も含めて個人信用情報を確認したいのですが、自分の住所が思い出せません。
A 本籍地の役所で戸籍の附票(こせきのふひょう)を取得すると住所の履歴がわかります。
改製などがあって、戸籍の附票が作り替えられていることがありますので、「平成◯◯年ごろからの住所履歴が必要」と請求書の余白に記入するとよいでしょう。
Q 婚姻(離婚)により、姓が変わりました。旧姓の時の情報も確認したいのですが、何か必要な物はありますか。
A 現在の姓と旧姓が確認できる戸籍謄本を個人信用情報機関にお持ちいただくと手続がスムーズです。
Q CICで個人信用情報を取得する際は、過去の電話番号をできるだけ記入する必要があるようですが、思い出せません。何か方法はありませんか?
A CICで取得される際は、カード会社に届け出た電話番号が必要になります。そこで、まずはJICCで個人信用情報を取得してみて下さい。その中の本人情報欄に書かれている電話番号を漏れなくCICで記入して下さい。より正確な情報が取得できるはずです。また、以下の方法もご検討下さい。
Q 過去の携帯番号がわからないのですが、調べる方法はありますか?
A 携帯電話の契約者ご本人が運転免許証などの身分証明書を持って、契約していた携帯電話会社(docomo、au、SoftBankなど)のショップに来店し、過去の契約番号を検索してもらって下さい。検索には住所、氏名、生年月日、契約当時の住所の情報が必要なようです。調べられる年数までは未確認です。
持ち物、対応店舗等は、携帯電話会社の総合案内に事前に電話確認した上で来店されるのがよろしいかと思います。
Q 携帯ショップに行ってきたのですが、契約が古過ぎで番号が照会できませんでした。他に方法はありませんか?
A 携帯電話会社で遡って調べられる年数には限度があるようです。次の方法はいかがでしょうか。
1 実家(ご両親)、兄弟姉妹など家族や友達に聞いてみる。
特にご両親は子供の古い携帯番号まで紙の電話帳に記載したままにしていることがあります。
2 本棚、引き出しにしまってあるあらゆる契約書控えを探す。
クレジットカードだけでなく、ポイントカードやアパートの賃貸借契約書など、契約を結べば控えが渡されるのが通常です。
その中に古い電話番号が記載されていることがあります。
Q 私には浪費グセがあります。もう新たなところから借り入れられないようにできないでしょうか。
A 債務整理をすることにより、一定期間は借入ができなくなりますが、完済したり、免責決定が出れば、将来その金融機関の情報は削除され、別の金融機関からは借入ができるようになると思われます。
(債務整理をした金融機関は社内でその情報が残るので再度借り入れることはできないでしょう。)
浪費癖などで借入をしたくない場合は、日本貸金業協会に貸付自粛制度というものがございます。
日本貸金業協会に貸付自粛対象者として申告することにより、JICCとCICに貸付自粛情報が登録されます。金融機関が融資の審査をする際にはJICCやCICにの個人信用情報を照会するのが通常ですから、貸付自粛情報をを認知した金融機関は融資をしないと考えられます。
登録期間は登録を受理してから5年を下らない期間とされています。
無料で利用できます。
申告には各支部へ行く方法と、郵送による方法がございます。
詳細は同協会のHPをご参照下さい。